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車 中 に て [コラムエッセイ]


「車 中 に て」


数ヶ月前、
ある雑誌に文章を無料添削してもらえる
コーナーがあった。


タイトルは「車中にて」という
指定されたものだった。


manin.jpg


私が提出した文章を、そのまま下に記す。


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『朝の満員電車には、
私の指定の立ち席がある。


3両目の、
進行方向から数えて2つ目のドアの端である。


いつもそこが取れるとは限らない。


今のところ打率は5割くらいか。


それはそれで仕方がないのだろう。


他の人が既に確保してしまっている時は、
どういうわけだか
譲ってやった気持になっている。


ドアの端に立つのには、
それなりにルールがある。


特に満員電車では。


まずドア側に向いて立ってはいけない。


必ずドア側に背を向けていなければならない。


shanai.png


そうすることによって、
開いたドアから入って来る人と、
つまらないことでいさかいが起きずに済む。


それと、
ドアに背を向けて立つことによって、
その人の領地が少なくて済むのだ。


こういう最低限のルールを守れない奴は、
満員電車のドアの端に立つ資格のない奴だ。


その立ち席が確保できれば、
新聞も文庫本も気がねなく、
車中にて読むことが出来る。


目の前は座っている乗客なので、
自由空間になっている訳だ。


結婚してから20年間ずっと
同じ私鉄を利用しているが、
未だに朝の満員電車で
一度たりとも座ったことがない。


本心を言えば、
ゆったりと腰掛けて、
新聞を折りたたまずに読んでみたいのだ。


いつか、朝の車中で
そんな風に出来る時が来るのだろうか。


都会暮らしのサラリーマンには、
辞めるまでそんな瞬間はないだろう』


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独り善がりだ。


テーマが大事だ。


もっと視野を広くもつべきだ。


と注意書きがあった。


しかし、
サラリーマンを書くことには、
成功したと思う。


独り善がりで視野の狭いサラリーマンから、
早く解放されたいものだ。




私がこの記事をかいたのは、
17年前のことである。
当時サラリーマンであった私が
作家を目指し書いた
「サラリーマン千日解放」
というコラムエッセイの
589日目の記事である。

執筆年月日 1999・12・18
ブログアップ日 2016・12・18





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【後 述】


今も相変わらずの
満員電車である。


この記事からもう既に
20年近くも経っているというのに。

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