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先送り [コラムエッセイ]

「先送り」


日本人の遺伝子に、
「先送り」というDNAがあるのかどうか、
私は知らない。


dna.jpg
画:buraridaさん

厭(いや)なことは先送りしたがる。


できるだけ厭なことは避けたい。


これはごく一般的な感情なのだろう。


しかし、それが物事を酸化させ、
風化させ、ついには腐らせ、
ボロボロにしてしまう。


そんな状態になってしまったら、
もう手の施しようがない。


なんでそこまで放っておいたのか、
と誰が叫んでもあとの祭りだ。


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先送りが物事を複雑にし、
小さな問題であったものが、
大きな問題にまで発展してしまう。


でも大事に至らなければ、
不幸中の幸いで、
過去に先送りされ、
生死に関わる問題にまで発展した事柄は、
枚挙にいとまがない。


サラリーマンの日常業務でも、
ついつい先送りにしてしまうことがある。


明日でいいことは明日やればいい、
という感覚は、
明後日になり、
一週間後になり、
一ヶ月後になりがちだ。


これが、
まさに先送りのメカニズムではないだろうか。


そして、
良い結果をもたらすことはあり得ない。


特にサラリーマンの場合は、
先送りされると、
問題の内容を知る者が
まったくいなくなったりすることすらある。


前々任者が扱ったことなので、
ほとんど現在の担当者は分からず
問題がこじれた、
という話は聞いたことがあるが、
それが逆効果となりうまく解決した、
などという話は一切聞かない。


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営業上、
一種の逃げ口上に使われた時代もあった。


しかし、現在ではそんなことをして、
後で問題にでもなれば、
それこそ袋叩きにあってしまうのが落ちだ。


先送りをしない心構えが、
プロフェッショナルの第一歩かもしれない。


だとしたら、
今月締め切りの小説、
何としても書かねばならないだろう。




私がこの記事をかいたのは、
17年前のことである。
当時サラリーマンであった私が
作家を目指し書いた
「サラリーマン千日解放」
というコラムエッセイの
763日目の記事である。

執筆年月日 2000・06・09
ブログアップ日 2017・08・06





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【後 述】


未だに国会などでやりとりされている
不祥事を見れば、
先送りの悪習は何十年経っても
変わっていないことがよくわかる。


今すぐにでも率先してすべきことすら
先送りしている。


これは「先送り」することは
日本人のDNAなのかもしれない
などということでは済まされない。


特にこんな世の中だからこそ
国民をリードして行く人々には
心してもらいたいものである。

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